サモさんの作品
フランスの人気作家ペレット・サモイロフ(perrette samouiloff)さんの日本語訳の著書です。
初心者〜中級者以上向け
2024年4月25日発売グラフィック社から発売。
2,000円+税。
Douce enfanceの翻訳版
2022年8月に発売されたDouce enfanceの翻訳版になります。27€。
わたしは5,000円超えで買ったと思います。
とても分厚く重い本になっています。
「5 in 1」の書籍
mango社から発売されていたpoint de croix et cieという、値段が安い割に沢山の図案が載っているお得な本シリーズがありました(2024年現在は完売しています)。
この本は、そのサモさんの5冊分を1冊にまとめた本になっています。
写真左下のjeux et jouetsは特に入手困難品で高値が付いていました。
わたしは5冊持っていたのでDouce enfanceを買う必要はなかったんですが、当時先行予約割引があったのと、1冊になっていたら図案が探しやすいかもという気持ちがあり買いました。
比較
タイトル | 図案のページ数 | Douce enfanceでカットされた図案のページ数 |
---|---|---|
Comptines et chansons(童話と童謡) | 52ページ | 38ページ |
Au pays descontes(物語の国で) | 52ページ | 18ページ |
jeux et jouets(ゲームとおもちゃ) | 52ページ | 10ページ |
Les métiers(職業) | 52ページ | 12ページ |
Un air de fête(お祭り気分) | 52ページ | 18ページ |
クロスステッチでつむぐ懐かしい子ども時代、ではDouce enfanceより18ページ分カットされています。
今回比較してみて、意外とカットされているんだなと思いました。
5冊全部で260ページのところ、まとめると157ページに。
さらに日本語版だと139ページになっています。
お気に入り図案がカットされていた
わたしは5冊の中でComptines et chansons(童話と童謡)が1番好きなんですが1番多くカットされていて驚きました。
でも1番手に入りにくいjeux et jouets(ゲームとおもちゃ)が1番多くページ数が取られているので、持っていない方にはとてもいいと思います。
日本語版がお勧めの理由
5冊集めるのは、今からだととても難しいと思うので、クロスステッチでつむぐ懐かしい子ども時代はおすすめです。
高価ですが、洋書の半額以下で買えます。
フランス書籍は図案ミスなどかなり多いのですが、日本語版は安田由美子さんが監修してくださっているので大丈夫です。
洋書より図案の色も若干濃くなって見やすくなっています。
糸番号が、洋書はマス目上に載っていますが、日本語番はマス目上に書いていないので見やすいと思いました。
サモさんの図案はシンプルで刺しやすいので、初心者の方も取り掛かりやすいと思います。
赤ずきん
生地Zweigart36ct 生地色アンティークホワイト
特に苦労もせず楽しく刺しました。
狼が濃いこげ茶なので、刺していて目が数えにくいなと少し思ったぐらい。
裏側
サモさんは糸替えが少なくバックステッチも少ないため、裏側も綺麗にできやすいです。
わたしは糸を長めに残す癖があるのに、割と裏も綺麗に仕上がります。
まとめ
懐かしい子ども時代を感じるレトロな図案が詰まった『クロスステッチでつむぐ懐かしい子ども時代』は、初心者から中級者におすすめの1冊です。
5冊分の図案が1冊にまとまっているので、これから始める方やクロスステッチ愛好家にとっても手軽に手に入れる価値があります。
フランス語版ではなかなか手に入りにくい図案が日本語で楽しめる貴重な一冊、ぜひ手に取ってみてください。
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