クロスステッチで楽しむ正倉院文様

クロスステッチで楽しむ正倉院文様 クロスステッチ書籍
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正倉院文様とは

正倉院文様(しょうそういんもんよう)とは、奈良時代の天平勝宝8年に光明皇后が東大寺に献納した遺愛品を保存した正倉院の中から発見された染織品(正倉院裂)に見られる文様を指す言葉です。

日本古典文様の中で最古に位置づけられ、格調の高い文様として知られています。

動物文様や植物文様が豊富

引用元:Amazon.co.jp

遠藤佐絵子

河出書房新社

1980円(税込)

2024年8月30日発売

以下の35点が掲載されています。

糸はすべてDMC

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時代を超えて愛されるデザイン

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伝統的な正倉院文様をクロスステッチで再現するというコンセプトながら、決して古臭さを感じさせないモダンな魅力が詰まった一冊です。

特に西洋のテキスタイルや装飾のエッセンスが感じられます。

図案一覧

引用元:Amazon.co.jp
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  • 夾纈羅几褥(きょうけちらのきじょく)
  • 夾纈絁幡(きょうけちあしぎぬのばん)
  • 紺地花卉蝶文錦(こんじかきちょうもんのにしき)
  • 紫檀木画槽琵琶(したんもくがのそうのびわ)
  • 緑地唐草襷花文錦(みどりじからくさたすきかもんのにしき)
  • 縹地唐草花鳥文夾纈絁(はなだじからくさかちょうもんきょうけちのあしぎぬ)
  • 紫地山羊襷文錦(むらさきじやぎたすきもんのにしき)
  • 双鳥唐花文紫綾(そうちょうからはなもんむらさきのあや)
  • 浅紅地亀甲花文﨟纈羅(あさべにじきっこうかもんろうけちのら)
  • 浅紅地花葉文夾纈懣絹(あさべにじかようもんきょうけちのうすぎぬ)
  • 緑地花文錦(みどりじかもんのにしき)
  • 茶地目交襷花文纐纈絁(ちゃじもっこうたすきかもんこうけちのあしぎぬ)
  • 金銀平文琴(きんぎんひょうもんきん)
  • 白地花鳥文錦(しろじかちょうもんにしき)
  • 紫地花椡双羊文錦(むらさきじかじゅそうようもんにしき)
  • 八角鏡平螺鈿背(はっかくきょうへいらでんはい)
  • 花氈(かせん)
  • 花氈(かせん)
  • 黄地葡萄唐草文錦(きじぶどうからくさもんのにしき)
  • 花氈(かせん)
  • 密陀絵皮箱(みつだえのかわばこ)
  • 唐草文刺繍(からくさもんのししゅう)
  • 花文刺繍(かもんのししゅう)
  • 茶地花鳥霞襷文﨟纈絁(ちゃじかちょうかすみたすきもんろうけちのあしぎぬ)
  • 紫地花卉文﨟纈綾(むらさきじかきもんろうけちのあや)
  • 赤紫地目交襷花文錦(あかむらさきじもっこうたすきかもんにしき)
  • 暈繝錦儿褥(うんげんにしきのきじょく)
  • 紫皮裁文珠玉飾刺繍羅帯残(むらさきがわさいもんしゅぎょくかざりししゅうらのおびざんけつ)
  • 花形文﨟纈絁(はながたもんろうけちのあしぎぬ)/縞地花文長斑鎞(しまじはなもんちょうはんきん)/唐花文長斑錦(からはなもんちょうはんきん)/垂飾残欠魚女﨟纈絁(すいしょくざんけつおもんろうけちのあしぎぬ)
  • 円鏡平螺鈿背(えんきょうへいらでんはい)
  • 紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)
  • 花氈(かせん)
  • 揩布屏風袋(すりぬののびょうぶぶくろ)
  • 暈綢錦儿褥(うんげんにしきのきじょく)
  • 麟鹿草木夾纈屏風(りんろくくさきょうけちのびょうぶ)

花氈(かせん)花喰鳥文

生地: Sajou 32ct (16ct相当)

生地色: オフホワイト

刺繍枠: Clover 18㎝

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図案は縦長

花喰鳥文の図案は縦長ですが、丸枠で飾られている写真が掲載されており、私も丸枠で飾ることにしました。

しかし、最初に生地を縦長にカットしてしまったため、丸枠には生地がギリギリで、余裕がありませんでした。

丸枠に飾る場合は、長い方に合わせて生地を正方形にカットする方がきれいに仕上がります。

正方形にカットすることで、丸枠内にバランスよく配置でき、作品の見栄えが良くなります。

飾る方法を考えた上で、生地をどう切るかも計算する必要があります。

刺繍枠のサイズ選び

32ctで刺繍したところ、セリアの16㎝枠には収まりませんでした。

そのため、18㎝枠が必要でした。

特に縦長の図案では、枠のサイズ選びが重要です。

かわいらしい「いちご泥棒」風のデザイン

この図案を選んだ理由は、いちご泥棒のようなかわいいデザインに惹かれたからです。

刺繍を始める前から、この図案は魅力的だと思っていましたし、完成してもその可愛さは変わりません。

今でも古さを感じさせず、むしろ時代を超えて愛されるデザインだと感じます。

奈良時代の芸術の魅力

この図案が奈良時代に生み出されたものだと知り、古代の美しさが今も共感できることに驚かされます。

源氏物語が好きな私にとって、1000年経っても変わらない人の感情に深い感動を覚えます。

芸術品に対する美しさの感覚も、昔も今も変わらないのだと感じました。

正倉院展がより楽しくなる本

この本を読んでから、正倉院展に行った際、これまでとは違った視点で作品を楽しめるようになると思います。

また、「奈良時代の色見本帖」というページも非常に美しく、感動的でした。

表紙カバーの質感も、つるつるしているのにしっとりしているという手触りが魅力的です。

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