刺しゅう枠はがっちり系&桧製が良い

ビギナー解説
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刺しゅう枠は柔らかめの生地では必需品

クロスステッチを柔らかめの生地に刺す際は、刺しゅう枠が必需品です。

刺しゅう枠を使わずに刺そうとすると、グニャグニャで刺しにくくなります。

刺しゅう枠を使って生地をピンと張ることにより、持ちやすく刺しやすくなります

わたしは100円ショップなどの硬い生地や、一部のキット(縫製済みのポーチや小さな図案)除き、すべてのクロスステッチで刺しゅう枠を使っています

8cmから12cmがスタンダード

刺しゅう枠は8cmから12cmが標準で、小さな図案は8cmを、大きい図案は12cmを使うことが多くなります。

店頭では、パッケージの中に入っているため、手に取っても分かりにくいです。

まずは10cmの刺しゅう枠を購入し、使用感を確認してみてください。

10cmが小さく感じれば12cmを。大きく感じれば8cmのものを購入してみるのも良いでしょう。

いろいろと試して何が一番手に馴染むかを確認してみてはいかがでしょうか。

マイベストの3種類を比較

わたしがメインで使っている刺しゅう枠です。

あるふぁ~は直径10cm、COSMOは直径12cm、Tokaiオリジナルは直径15cmです。

10cmを使う理由

手が大きいわたしですが、10cmが一番使いやすいです。

が、大きい図案を刺すときは12cmを使います。

ただ大きい15cmは使い心地が好きではなくあまり出番がありません。

5種類の刺しゅう枠を比較

今回比較したのは下記の5種類です。

メーカーサイズ枠の幅枠の縁幅木材ねじの回しやすさ手の馴染み手触り総合評価短評
あるふぁ~10cm12mm7mmがっちりしていて使いやすい
COSMO12cm12mm7mmがっちりしていて使いやすい
Tokaiオリジナル15cm11mm7mm華奢、ねじが回しにくい
Elbesee15cm9mm8mmブナ××華奢、つくりが粗雑
セリア15cm9mm6mm×××飾り用としては最適

それでは、主な比較結果の詳細を見ていきましょう。

枠の幅は手の馴染みに直結

メーカー枠の幅手の馴染み
あるふぁ~12mm
COSMO12mm
Tokaiオリジナル11mm
Elbesee9mm×
セリア9mm×

枠の幅の検証結果です。

たった1~3mmの差ですが、12mmの方が持ったときの安定感があり、しっくりきます

手触りは桧(ヒノキ)製が一番良い

メーカー木材手触り
あるふぁ~
COSMO
Tokaiオリジナル
Elbeseeブナ×
セリア

手触りも刺しゅう枠の使いやすさの大切なステータスです。

以下に、木材の特徴についてまとめました。

木材特徴
弾力性◎、靱性◎、加工性◎、耐久性◎。
耐湿、耐水性にも強く、保存性が高い。
すべての面で優れた材質をもつ。
ブナ加工性〇、接着性〇、衝撃〇。
変色×、腐食×、狂い×、耐朽性×。
乾燥を行わないと、曲がり、よじれ。
粘りがあり、特に曲木加工に適している。
弾力性〇、丈夫さ〇。
抗菌性〇、殺菌性〇、脱臭性〇。
耐朽性等は未評価。
木材加工.comより抜粋

桧は木材の中でも特に弾力性、靱性、耐久性に優れていることがわかりました。

これらの要素は、長く使用する刺しゅう枠にとって重要であるといえます。

縁幅はさほど重要ではない

メーカー枠の縁幅
あるふぁ~7mm
COSMO7mm
Tokaiオリジナル7mm
Elbesee8mm
セリア6mm

枠の縁の幅は、持った感じはそれほど変わりませんでした。

あるふぁ~とCOSMOは手触りが良く、ネジが回しやすい

写真はあるふぁ~製の刺しゅう枠。

あるふぁ~とCOSMOは枠とネジが離れており、ネジが回しやすいです。

また、素材のヒノキは手触りがツルツルしており、触り心地が良好です。

手の馴染みも非常によく、長時間使用していても手が疲れません

Elbesee の手触りが悪く、ネジはよく回るが回しにくい

イギリス製のElbeseeの枠。

木材はブナのため、ややザラザラとしています。

バリが残っていたり、ささくれていたりと粗雑な印象です。

枠とネジの距離が近くネジをぐるぐる回すときに指が枠に当たって使いにくいです。

そのため、わたしは使っていません。

ネジが金色で枠も木材の雰囲気が出ているため、飾る用(ディスプレイ用)としては優れていると思います。

また、セリアの刺しゅう枠も、壁などに飾る用にちょうどいいです。

刺しゅう枠には「こだわり」を

刺しゅう枠は1度買うとなかなか買い足しません

あるふぁ~、COSMOといった日本製のメーカーのものががっちりしていて手が疲れにくいです。

手に馴染む刺しゅう枠を見つけて長く快適にクロスステッチライフを楽しみましょう!

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