「ct」はカウントと読む
「ct」は「カウント」と読みます。
クロスステッチの場合、「7ct」から「42ct」まであります。
「ct」は 1インチ(2.54cm)の目の数
1インチ(2.54cm)の間にある目の数です。
つまり、7ctは目の粗い生地、42ctは目の細かい生地ということになります。
粗いほど初心者向け、細かいほど上級者向け
7ctなどの目が粗い生地は初心者向け、42ctなどの目が細かい生地は上級者向けです。
同じ図案を作成する場合、目が粗い生地ほど完成サイズは大きくなり、目が細かい生地ほど完成サイズは小さくなります。
7ct
最も目が粗いのが7ctです。
15ct
15ctはこちら。
手持ちの生地の「ct」を確認するには
手持ちの生地のctを数えたい場合は、2.54cmの間に何いくつ目があるかを数えると良いでしょう。
生地に待ち針を打って、2.54cmのところにもう1本待ち針を打って数えると数えやすいです。
細かい生地はだいたい1㎝の2.5倍で計算する
細かい生地のctを確認する場合、1インチ(2.54cm)の数を数えるのは大変です。
そのため、1cmの距離の間にある目の数を数え、2.54倍すればctが算出できます。
例)1cmあたりの目の数が「12」の場合
ct = 12 (1cmあたり) × 2.54 = 30.48
この場合、だいたい「30ct」ということになります。
完成サイズの計算
異なるctの生地で、同じ図案を完成させる場合、粗い(ctの小さい)生地では完成サイズが大きくなり、細かい(ctの大きい)生地では完成サイズが小さくなります。
完成サイズを計算する方法は下記の通りです。
1辺の完成サイズ(cm) = 図案の目の数 × 2.54 ÷ ct
縦 46目 × 横 57目 の完成サイズは?
例えば、上記リンク先にある「BONHEUR」の図案は 縦 46目 × 横 57目 です。
18ctの生地で完成サイズを計算する場合は、下記の計算式となります。
「BONHEUR」を 18ct の生地で作成する場合の完成サイズ
縦 完成サイズ(cm) = 46(目) × 2.54 ÷ 18(ct) = 6.49cm
横 完成サイズ(cm) = 57(目) × 2.54 ÷ 18(ct) = 8.04cm
通常は上下左右に5cmずつ余白を取る
更に余白として四方に 5cm 取るとよい、と言われています。
上記の完成サイズに上5cm、下5cm、右5cm、左5cm の余白を足します。
「BONHEUR」を 18ct の生地で作成する場合の生地サイズ
縦 完成サイズ 6.5cm + 10cm ( 上下 5cmずつの余白) = 16cm
横 完成サイズ 8cm + 10cm ( 上下 5cmずつの余白) = 18cm
縦16.5cm、18cmで生地を切ると余裕を持って作れて良いです。
余白はケチらないほうが良い
余談ですが、わたしはBONHEURの図案でニードルケースを作るつもりでいたので余白はあまり取らず、縦11cm、横12cmしか取りませんでした。
なかなかニードルケースを作る時間がなく、キットに付いている額ではなくホビーラホビーレの赤い13cmの額に入れて飾っているのですが、布が足りず歪んだままギリギリで額に入っています。
割と余白をケチりがち(5cmは目安)で4cmずつしか取らない場合も多いです。
生地も高いので、どうしてもケチってしまうのですが、後々どうなるか分からないので余分に取っていたほうが失敗は少ないです。
コメント