クロスステッチのやり方:初心者向けガイド
クロスステッチはシンプルで始めやすい刺繍ですが、基本的な手順を知っておくと、作業がスムーズに進みます。
この記事では、クロスステッチ初心者向けに、最初の準備から刺し方のコツまで詳しく解説します。
図案の準備と中心を見つける
まず、選んだ図案の目数を確認します。
今回は「25目×25目」の図案を使います。
中心を見つけるために、図案の縦と横の中央に線を引きます。
縦横の交わる部分が中心点です。
生地の計算と準備
次に、刺繍をする生地のサイズを計算します。
今回は14ctの生地を使います。
- 計算式:25目×2.54 ÷ 14ct = 約4.5cm
この図案を刺す場合、仕上がりサイズは4.5cm×4.5cmになります。
周りに余白を4cmずつ取るとすると、最終的に生地は13cm×13cmに切り出します。
裁断のマークには熱で消えるフリクションを使っています。
今回は「コスモジャバクロス55(14ct)オフホワイト」を使用しました。
生地のほつれ防止
生地を切ったら、周りのほつれを防ぐためにミシンのジグザグ縫いで縁を縫います。
手縫いやほつれ止め液を使う方法でもOKです。
初心者には、ミシンを使うと早くて簡単なのでおすすめです。
刺繍を始める前の準備
生地の中心を分かりやすくするため、縦横に生地を折り、折り目を付けます。
これが図案の中心と一致する場所になります。
クロスステッチの基本的な刺し方
刺繍糸は通常、2本取りで使用します。
まず、針に糸を通し、図案の中心から刺し始めます。
ただし、今回の図案には中心に刺す糸がなかったため、図案の中心に最も近い目から刺し始めました。
このように、中心にステッチがない場合は、近くのポイントから始めるとスムーズです。
ループメソッドで糸を固定
初心者におすすめなのが、ループメソッドです。
偶数本の糸を使う場合、糸を折り、ループを利用して糸が解けないように固定します。
クロスステッチでは玉結びをしないため、この方法で始めると便利です。
ループメソッドができない場合は、数センチ糸を残しておき、ステッチの裏でその糸を固定します。
刺繍の進め方
クロスステッチは、クロスする糸の向きがすべて同じであれば、どのように進めても問題ありません。
一般的には横に刺していく人が多いですが、私は縦方向に刺しています。
糸が短くなったら、裏側で糸を通したり絡めたりして固定し、玉結びせずに糸を処理します。
作品の仕上げ
今回は数時間で完成したため、洗いませんでした。
もし長時間かけて刺繍をした場合は、軽く洗って仕上げると良いです。
洗い方の手順
- 洗面所で水にエマールを加え、軽く押し洗いします。
- 何度かすすいだ後、フェイスタオルに包み込むように巻き、水分を取ります。
- 乾いたら、アイロン台の上に厚手の布を敷き、その上にクロスステッチの裏面を置いて、当て布をした状態でアイロンを掛けます。
まとめ
クロスステッチは、シンプルで初心者でも楽しめる刺繍です。
基本の手順を押さえて、余白の取り方や生地の準備、糸の固定方法などを覚えると、さらに作業がスムーズに進みます。
慣れてきたら、より大きな作品にも挑戦してみてください!
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